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緑茶の旬・新茶シーズン到来

緑茶の旬って

 みなさんがふだん普通に飲んでいる緑茶、その旬はいつなのか、みなさんはご存知ですか?実はこれからむかえる初夏のシーズンがその旬なのです。よく「茶摘み」っていう唄を聞きますよね。「な〜つぅ〜も〜ち〜かづくぅ〜 はぁ〜ち〜じゅ〜うは〜ち〜や〜・・・」とうたわれるこの唄、もちろん茶摘みの風景をうたったものなのですが、この”八十八夜”というのは立春から数えて八十八日目という意味で5月の3日頃にあたります。この時期がちょうど緑茶の旬、つまり新茶の摘み頃になるというわけです。

 

新茶の特長とは

 このシーズンのお茶の産地は、ものすごくいきいきとした新鮮な緑のじゅうたんとなります。お茶の樹の畝(うね)の表面がひと冬越えて吹きはじめた小さな新芽に彩られるからです。
   

 

 新茶の味の特長とは

 そんな新芽を摘んだのが「新茶」になるのです。新茶の大きな特長はその強い新鮮な香りです。急須に新茶葉を入れお湯をそそいだ瞬間にとても心地よい新鮮な香りがふわ〜っとわきたつのです。新茶は新芽を吹いてまだ間もない状態で摘みとられるため渋味がないので湯冷ましの必要なく出すことができます。新鮮な香りが前面に出てちょっとまだ青くさいけれん味のない味わいが楽しめます。これは、冬の間に根っこに充分貯めこまれた栄養分が春の陽気とともに芽吹く新芽に一気に吸い上げられているからです。


 

 新茶にふくまれる栄養

 ひと冬分の栄養を吸い上げた新芽だけにその栄養価もふだんの緑茶とは一味ちがいます。新芽は太陽の光にそれほど当たっていないためカフェインやカテキンが少なく、逆にテアニンやビタミン類の量が多いといわれています。「初物を食べると長寿になる」と昔からいわれていますが、人の身体に必要なビタミンが多い新茶を飲むと健康によいのは確かかもしれません。

 

今年の全国各地の新茶
 それでは、今年は日本各地の新茶はどんな状況になっているのでしょうか。

 

 日本各地の新茶の状況は上の地図のような感じです。しかし、今年は3月の冷え込みがあり例年よりも1週間程度遅れているそうです。生産量もやや少なめになるのではないかとの見通しがありますが、品質はほぼ例年並みだろうとの事です。

 ちなみに、日本で一番早い新茶の取引が行われる鹿児島県の初取引は4月12日に行われました。また日本全国のお茶の半分を占める静岡県の初取引は4月25日に予定されています。


 

 ”遅い新茶”も

 ふつうの新茶はこれらのように採れるのですが、じつは”遅い新茶”もあるのです。茶園に覆いをかぶせて日光をさえぎり育てる玉露やかぶせ茶の新茶です。これらはどうしても栽培のスピードが遅くなるため、生産は例年5月20日ごろから末ごろになります。この製法は、日光をさえぎり新芽の成長スピードにブレーキをかけることで根っこにためた栄養をより多く芽に貯めこもうという育て方をしているのです。そしてもう一つの目的は、日光をさえぎることによって渋味成分であるカテキンの合成を弱め逆に旨味成分であるテアニンをより多く作り出すことです。これらによって、玉露やかぶせ茶の新茶は、ふだんのものでさえ旨味が多いのにさらに一段とその旨味が増すことになります。遅れてやってくる分、その美味しさはまた格別なものでしょう。


 

 これからみなさんのもとに続々と美味しい新茶届けられるシーズンがやってきます。初物の魅力を満喫されてはいかがですか。

 

 

 

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最終更新日 : 2007/11/14